「焼き破り」という空き巣の手口で侵入されないための防犯対策

自宅の防犯対策をしっかりしたい、という意識が高まっている中、侵入被害の中でも多いのが「窓からの侵入」による空き巣被害といわれています。

留守中の空き巣だけでなく日中、夜間に限らず人が家にいる在宅中の間にも侵入被害に遭うこともあるため、防犯対策をしっかり行うことが大切です。

中でも、窓からの侵入の手口に「焼き破り」という手口があるのをご存じの方も多いと思います。

なぜ焼き破りによる侵入被害が多いのか、どういった手口なのか、被害を防ぐ方法についてここで詳しくご紹介していきたいと思います。

窓からの侵入方法は大きく分けて3つある

侵入の手口で一番多いのが「窓からの侵入」といわれていますが、窓からの侵入の手口には大きく分けて3つあるといわれています。

窓からの侵入の手口
  • 打ち破り
  • こじ破り
  • 焼き破り

それぞれの手口について見てみるとこういった特徴があります。

●打ち破り

音が出ても気にしない物を投げ込んで窓ガラスを割る手口

●こじ破り

バールやドライバーなどで窓を割って侵入する手口

●焼き破り

窓ガラスを火で加熱して割って侵入する手口

2階以上のお部屋でも足場があったり、人から見えにくい場所だとこういった何らかの手口を使って侵入されやすくなるので、防犯対策はぜひ行っておきたいですね。

中でも窓からの侵入で多いのが「焼き破り」による侵入被害で、「周りに分かりにくい」手口を使って侵入されることが増えています。

こういったことから、平成14年11月には警察庁、国土交通省、経済産業省といった行政と民間企業による団体が結成され、窓やぶり防止対策について話し合う会議が開かれるようになり防犯フィルムなどの認定基準の設置などを行っています。

こうした団体が認定した防犯用品を使うことで防犯対策(焼き破り防止)に役立てることができるので、ぜひ活用したいですね。

焼き破りの手口について次の項目ではご紹介します。

窓から侵入される「焼き破り」の手口

侵入で主に使われる手口が「窓からの侵入である」ということについてお話しましたが、中でも使われることの多い「焼き破り」は窓からの侵入被害の中でも多く使われているんですね。

では、焼き破りの手口はどういったものなのか、ここで見ていきたいと思います。

焼き破りの手口が多い理由は「大きな音をたてずに侵入できる」こと

焼き破りの手口が使われる理由としては、まず一番に「大きな音を立てずに侵入できる」ということです。

焼き破りの手口が多い理由にはこういった理由があります。

焼き破りが使われる理由
  • 大きな音が出にくい
  • 侵入するまでの時間が短い(5分以上かからない)
  • ライターやハンマーなど道具を入手しやすい
  • 特殊な技術がなくても誰でも簡単にできる

手口に焼き破りが多く使われる理由には、大きな音が出にくい他にも、ライターやハンマーがあれば簡単に作業ができること、ガラスを焼くため強い力や特殊な技術を使わなくても簡単に窓ガラスを割り侵入できる、といったことが大きな特徴となっています。

こうした特徴からみると、男性、女性に関わらず誰でも簡単に、大きな音を立てずに短い作業時間で侵入できる手口であることが分かります。

焼き破りによる窓からの侵入被害を防ぐためにはやはり「防犯対策」を行っておくと安心です。
焼き破りによる侵入被害を防ぐための防犯対策について次の項目でご紹介します。

焼き破りによる侵入被害を防ぐための防犯対策

侵入被害の中でも特に多い「窓からの侵入」で使われやすい「焼き破り」の手口について見てきましたが、焼き破りによる被害を防ぐためにはやはり「窓の防犯対策」が効果的です。

焼き破りによる侵入被害を防ぐための防犯対策についてここで詳しくご紹介していきます。

1.窓やぶり防止ガラス(防犯ガラス)を利用する。

防犯ガラスというと、普通の窓ガラスに防犯フィルムを貼ればできるのでは?と思う方も多いかもしれませんが、防犯ガラスはガラスの作り自体が頑丈にできており、万が一割れた場合は目立つような大きな音が出るようになっているので、防犯効果が高いといわれています。

防犯ガラスの特徴としては、

  • 簡単に割れにくい
  • 割れるまでに時間がかかる
  • 割れた場合は大きな音が出る

といった特徴があります。

万が一ガラスを割られてもガラスにポリカーボネート板などの特殊な加工が施されているため、人が入れるくらいの大きさまでガラスを割ることが困難な作りになっているので焼き破りによる被害にも効果的です。

防犯ガラス製品例:
日本板硝子株式会社「セキュオ」「セキュオペア」

2.窓やぶり防止フィルム(防犯フィルム)を利用する。

先ほども少しご紹介しましたが、窓ガラスに貼って防犯効果を高める「防犯フィルム」も焼き破りには効果が高いといわれています。

防犯フィルムを貼ることで窓ガラスの強度を高めることができます。

防犯フィルムで期待できる防犯効果
  • 窓ガラスを割れにくくする。
  • 耐熱性がアップするので火災時も安全
  • 焼き破りに遭った場合も窓ガラスが割れにくい

遮熱性能の高い防犯フィルムにはこういった製品があります。

遮熱性能の高い防犯フィルム製品例:
スリーエムジャパン「Nano80CP」

遮熱性能、ガラス飛散防止性能を有した防犯フィルムで打ち破りやこじ破りだけでなく、焼き破りにも高い効果が期待できるので、こういった「遮熱性」「耐熱性」の高い防犯フィルムを使うと良いでしょう。

3.防火ガラスを利用する。

焼き破り対策には、耐熱性、遮熱性の高い防火ガラスを利用することで焼き破りで侵入しようとしても侵入するまでに時間がかかるため侵入をあきらめやすくなるといった特徴があります。

防火ガラスには2種類あります。

防火ガラスの種類
  • 金属の網目の入った「防火ガラス
  • 金属の網目の入っていない「防耐火ガラス

それぞれ万が一の火災時でも防火性が高いガラスですが、ちょっとした違いがあるのでぜひ知っておきましょう。

金属の網目が入った「防火ガラス」

金属の網目が入った防火ガラスはよく見かけることがあり、見た目でも防火ガラスであることが分かりやすいので見覚えのある方も多いと思います。

防火ガラスは、万が一火災が発生して窓ガラスが割れても熱で周りに飛び散らないように網目の入った作りになっています。

金属の網目が入っていない「防耐火ガラス」

一方、防耐火ガラスは金属の網目が入っていないので見た目で防耐火ガラスであることは分かりづらいですが、見た目や外観を損ねないので、住宅や施設など幅広く利用されています。

防耐火ガラスは万が一火災が発生して窓ガラスが割れても、人に被害を与えないように角の少ない粒状になるように加工されており、耐熱性、遮熱性に優れた防犯ガラスです。

防耐火ガラス製品例:
日本板硝子株式会社「パイロクリア(耐熱強化ガラス」

防火ガラスの場合は焼き破り防止対策を取っておく

防火ガラスには金属の網目の入った「防火ガラス」と耐熱性、遮熱性に優れた「防耐火ガラス」の2種類があることをご紹介しましたが、ここで気を付けたいポイントが防火ガラスでは焼き破り防止対策が必要な場合があるということです。

金属の網目の入った「防火ガラス」の場合は、火災時に破片が飛び散らないようにすることは可能ですが、耐熱性、遮熱性には個々で差があるため、製品の遮熱性、耐熱性を見て必要に応じて防犯フィルムなどの焼き破り防止対策をしておいた方が良いでしょう。

網目が入った防火ガラスの中でも20分以上の遮熱効果を持つ製品もあるため、こういった製品であれば焼き破り防止にも効果が高いと考えられます。

防火ガラス製品例(遮熱性の高い製品):
AGC株式会社「ヒシワイヤ」「クロスワイヤプロテックス」防火・耐火ガラス

また、防耐火ガラスの場合でも防犯フィルムや二重サッシを使うことでより防犯対策に効果的です。
焼き破りによる侵入をしっかり防ぎたい場合は他の防犯対策も併用することをおすすめします。

4.2重ロックにしておく

窓からの侵入を防ぐためには窓を開けづらくすることがポイントですが、窓の鍵を2つつけて2重ロックにしておくと1か所焼き破りに遭っても2つ目の鍵で窓が開けられるのを防ぐことができます。

2重ロックはサッシにおいて回すだけでロックできる簡単仕様の製品も販売されているので、取り付けが難しいのでは?と気になる方はこういった製品を使うのもおすすめです。

画像引用:Nomuratec(ノムラテック)ウインドロック補助錠

2重ロックの製品は他にもホームセンターや家電量販店、ネット通販でもさまざまな製品が販売されているので、使い勝手や好みに合った製品を探してみましょう。

2重ロック製品例:
Nomuratec(ノムラテック)ウインドロック補助錠
NLS(日本ロックサービス)窓用防犯対策品

5.塀や柵に忍び返しを付けて窓への侵入を妨げる

忍び返しとは、建物の塀や侵入者を防ぎたい場所に取り付けられているトゲ状の柵のことをいいます。

忍び返しにはこういった製品があります。

画像引用:株式会社エイト「忍び返し」

建物やマンションの塀などに設置されているのを見たことがある方も多いかもしれません。

忍び返しは簡単にベランダや窓枠を乗り越えたり手をかけたりすることができないため、ベランダや窓からの侵入対策に効果的です。

焼き破りに遭う前に侵入を防ぐことが可能なので、塀やベランダに取り付けておくと安心ですね。
賃貸マンションに取り付ける場合は事前に管理会社に相談しておくと良いでしょう。

忍び返しの製品例
四国化成「忍び返しラインナップ」

6.二重窓、二重サッシを取り付ける

断熱効果、防音効果、節電効果などさまざまな効果が高いということで利用されている二重窓(二重サッシ)ですが、窓を二重にすることで万が一焼き破りに遭った場合でも侵入しづらくすることができるので効果的です。

今取り付けている窓(サッシ)に後付けで取り付けることもできるので、工事も簡単でおすすめです。

二重窓(二重サッシ)にはこういった製品があります。

画像引用:LIXIL公式オンラインショップ「内窓(二重窓・二重サッシ)」

窓をよく見てみると、窓のサッシが二重になっていることが分かります。
リビングや寝室、子供部屋などにこうした二重窓を防犯対策として取り入れると良いですね。

7.開閉センサーを取り付ける

音でのアプローチは防犯効果が高いといわれています。

窓が開いたときにブザーで知らせてくれる開閉センサーを取り付けておくと万が一開けられてしまってもブザーで周りに知らせることで異常を知らせることができるので効果的です。

開閉センサーは自分でホームセンターや家電量販店などで購入でき、簡単に取り付けられるのでセルフでできる防犯対策の1つです。

警備会社によるホームセキュリティでも開閉センサーによる警備を利用できるプランがあるのでこういったサービスを利用するのも良いですね。
(ホームセキュリティサービスについては後ほどの項目でご紹介します。)

開閉センサー製品例
パナソニック「開閉センサー」
リーベックス株式会社「音鳴りくん」

8.センサーライト付きの防犯用品(監視カメラ)を取り付ける

夜間、街灯があっても自宅周りは真っ暗になる、建物の陰や収納物の陰になる場所は空き巣に狙われやすいポイントになります。

真っ暗になる場所や死角になる場所にはセンサーライトをつけると人の動きを検知してライトがつくので侵入者が近づきにくい場所になるのでぜひ取り付けておきたい防犯用品です。

センサーライトと防犯カメラが一緒になった製品もあるので、映像を確認したい方はこういった製品を使うと良いでしょう。

人感センサーつきのライト製品例
パナソニック「LEDセンサーライト」
リーベックス株式会社「パトロング」

人感センサーつきのチャイム製品例
リーベックス株式会社「スポット人感チャイム」

センサーライト+防犯カメラ付きの製品例:
パナソニック「LEDセンサーライト」

センサーライト付きの製品の中でも防犯カメラつきパナソニック「LEDセンサーライト」はセンサーライトが点灯すると同時に防犯カメラで映像を見ることができるのでおすすめです。

パナソニック「LEDセンサーライト」についてはこちらの記事の「センサーライト」の項目で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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9.警告音が流れる防犯用品(監視カメラ)を取り付ける

人感センサーで人を感知すると音が鳴る防犯用品はセンサーライトを取り付けられない場所や賃貸マンションでも利用しやすいのでおすすめです。

屋内だけでなく屋外で使えるタイプの製品もあるので、屋内・屋外でも使うことができます。

センサーで音が鳴る製品の例
リーベックス株式会社「パトロング」(屋内・屋外用)
リーベックス株式会社「スポット人感チャイム」

警告音+防犯カメラつきの製品例:
プラネックスコミュニケーションズ株式会社「ネットワークカメラCS-W02G」

動体検知機能つきでカメラが動くものを検知すると、高輝度フラッシュと82dBの大音量の警告音で侵入者を警戒し侵入を防ぐことができます。
フラッシュ、警告音はそれぞれON/OFFの設定ができるので状況に合わせてカスタマイズできるのもいいですね。

こういった音と光で警告する防犯用品は焼き破りを未然に防ぐのに効果的です。

防犯ガラスは焼き破りに効果が高い

防犯ガラスは、防火性、耐火性、遮熱性の高いものが多く、万が一割られてしまっても大きな音が出るような加工が施されているので、焼き破りに効果が高いということなんですね。

新築時、自宅のガラス交換を考えている方はぜひ検討してみると良いでしょう。

防犯フィルムは焼き破りに効果が高い

防犯フィルムを貼ることで、ガラスが割られにくくなり、耐火性を強くすることにも効果的なので、防犯フィルムを貼るのも焼き破りには効果的です。

焼き破り対策で使用する場合は、遮熱性、耐火性の高い防犯フィルムを選ぶと焼き破りにも高い効果を発揮してくれます。

CPマーク付き、遮熱性、耐火性の高い防犯フィルムを選ぶと良いでしょう。

焼き破りによる侵入防止対策は「時間をかけること」

空き巣、侵入者が焼き破りの手口を使って侵入するのは「短い時間で侵入できるから」ということが大きな理由にありますが、逆に「時間がかかると諦めやすい」という面があります。

5分以上時間がかかると諦めやすいといわれているため、こういった意味では防犯ガラスや防犯フィルム以外の他の防犯対策を併用することでより防犯効果を高めることができるのでおすすめです。

焼き破りによる被害を防ぐならホームセキュリティがおすすめ

警備会社のホームセキュリティを導入した方の中には、一度空き巣被害に遭ってから心配で導入しました、という方もたくさんいらっしゃいます。

特に、こういった方がホームセキュリティを導入されています。

ホームセキュリティを導入する理由
  • 日中お子さんが一人でお留守番をすることが多い方
  • ご高齢の家族が一人で過ごすことが多いという方
  • 仕事や出張、旅行などで家を留守にすることが多い方

導入された方はこのように家族の見守りや自宅の警備のために導入したという方が多いようです。

焼き破り防止のためにホームセキュリティを導入するメリットにはこういった点があります。

ホームセキュリティを導入するメリット
  • 異常を自動で検知、通報、警備員による駆けつけサービスがある。
  • 自宅の防犯対策についてプロに相談できる。
  • ステッカーが貼ってあると侵入者が警戒するので効果的。

ホームセキュリティの一番のメリットはやはり「自動で検知、通報、駆けつけてくれる」という点です。

セルフ防犯でも防犯効果はありますが、ホームセキュリティは警備会社によるサービスがついているのでより安心感があり、焼きやぶり被害に遭った方だけでなく焼き破りによる侵入から家族を守りたいという理由で導入される方も増えています。

焼き破りによる侵入被害をきっかけに導入する場合もある

見守りだけであればネットワークカメラ(監視カメラ)を自分で設置しておけば十分ですが、異常を発見したら自分で通報しなければいけないので見守りだけでは万が一のときが心配、という方も多いでしょう。

また、一度空き巣被害に遭った方は「いつまた侵入されるか分からない」という心配から被害に遭ったことをきっかけに導入される方もいます。

ホームセキュリティがあれば警備会社に自動で通報され、警備員が駆け付けてくれる、という安心感があるのでおすすめです。

一度焼き破りの被害に遭った場合はホームセキュリティの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ホームセキュリティは一括見積が便利!

ホームセキュリティの価格(値段)はお部屋の広さ、設置機器の数といったサービス内容によって変動するので、契約する際は必要な機器、サービス内容を訪問担当者とよく相談して検討すると無駄のない防犯システムを備えることができるので安心です。

まずは警備会社各社から見積りを取って、設置場所に合ったサービス、費用を見て検討してみましょう。

見積りについてはこちらの記事で便利なサービスをご紹介しています。
電話や訪問によるしつこい勧誘などは一切ないのでぜひ活用してみてください。

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まとめ:焼き破りには防耐火ガラスと侵入を妨げる防犯対策が効果的

耐火性、遮熱性の高い窓を取り付けて熱に強い防犯ガラスを使う、といった方法と、すでに使っている窓に防犯フィルムを取り付ける、2重ロックや2重窓(2重サッシ)を取り付けるといった対策を取ることで焼き破り被害を防止することができます。

防犯のポイントは「侵入までに時間がかかるようにする」ことで焼き破りによる侵入を防ぐ効果が高くなります。

防犯ガラスの中でも網目が入った防火ガラスと防耐火ガラスの2種類があり、それぞれ耐火性、耐熱性、遮熱性を備えたガラスであるかどうか、といったことを確認しておくことも知っておきたいポイントです。

侵入を防ぐ防犯対策には取り付ける場所が戸建てか賃貸かによって採用できるものが異なりますが、賃貸でもほとんどの防犯用品が利用できるので一度管理会社に相談してみると良いでしょう。

ぜひ防犯対策を取って焼き破り被害を防ぎ安心な住まいにしておきましょう。

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